天津飯と餃子

ときめきに生く。

決意

「本の虫」と呼べるほど読書好きだったわけではない。

人より少し本を読むかな、というくらいで、そもそも何事においても行動に移すまでが異様に時間がかかり、学生時代からの積読は溜まってゆく一方。加えて、読み始めたらノンストップで読み切りたい性分の為、就職してからは尚のこと読書の時間は取れていない。

 

それでもやっぱり、本が好きだ。本というよりも文章が好きで、言葉が好きだ。

靄のかかったような気持ちを、目の覚めるような景色の美しさを、驚くような表現で切り取ってみせられると痺れて何とも言えない感情にさせられる。思考は言葉故にあるし、ホモサピエンスである限り大切なツールであり、愛すべき能力だと感じている。

 

好きだからこそ、触れてきた。某大日本文学科を卒業するまで、言葉での表現(を、考察すること・追求すること)は身近にあったし、自分を構成する一部だと信じて疑わなかった。

 

冒頭触れたように、今はほとんど時間が取れていない。自分の一部だったものが遠い過去になる寂しさは、私の日常に少しばかりの影を落としている。

 

いつか、と思ううちは永遠に来ない。行動するなら今しかない。

ということで、来年はあの場所へ帰ろうと思います。ここでも記録できたらいいな。